ウル王朝のゲーム
ふつう約4500年前のメソポタミアのすごろく。サイコロを振って7つの駒を先にゴールへ。
手持ち7上がり0/7手持ち7上がり0/7
CPU(ふつう)
あなた
ウル王朝のゲームのルール
ウル王朝のゲーム(ロイヤルゲーム・オブ・ウル)は、2人で遊ぶすごろくです。7つの駒を決まった道で進め、先に全部を盤の外へ上がらせた人が勝ち。このページは、大英博物館のアーヴィング・フィンケルが復元した、今いちばん広く遊ばれているルールです。
- 盤は3列・20マス。あなたの側の列があなたの専用の道、反対側の列が相手の道で、まん中の列は2人で共有します。駒は手持ちの置き場のとなりのマスから入り、自分の列を端のロゼットまで進んで、まん中の列を反対の端まで走り、最後に自分の列に戻って2マス進んでから、上がりの置き場のとなりで盤の外へ上がります。盤の点線があなたの道で、振ったあとは行き先に点線の丸が出ます。
- サイコロは三角すいの形で4つ。それぞれ1(上に白い点)か0なので、出る数は0〜4です。出た数だけ、駒を1つ動かします。手持ちの駒を盤に入れる、盤の駒を進める、道の最後から上がる、のどれかです。上がるには、ぴったりの数が必要です。
- 取る:まん中の列で相手の駒のマスに止まると、その駒を相手の手持ちに戻せます。自分の駒のマスには止まれません。まん中のロゼットにいる駒は取られません。
- ロゼット(花のマス)に止まると、もう一度振れます。自分の道に2つ、まん中の列の中央に1つ、相手の道に2つの合計5つです。
- 0が出たときや動かせる駒がないときは、相手の番になります。7つの駒を先に全部上がらせた人の勝ちです。
サイコロの出やすさ
三角すいのサイコロは4つの角のうち2つに印があり、1が出る確率は半分ずつ。4つの合計はまん中の2がいちばん多く、0と4はめったに出ません。
| 出る数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|---|---|
| 確率 | 1/16 6% | 4/16 25% | 6/16 38% | 4/16 25% | 1/16 6% |
勝つコツ
- まん中のロゼットを取る。このマスの駒は取られず、着いたときにもう一度振れて、相手はそこに止まれません。ほかの駒が通り過ぎる間、駒を1つ置いたままにするのが基本です。
- 相手との距離に気をつける。まん中の列で、相手の駒の2マス前にいる駒は、いちばん出やすい2(38%)で取られます。1マス前・3マス前は25%、4マス前なら6%です。
- 安全な道で待つ。自分の道の最初の4マスと最後の2マスは取られません。良い目が出るまでそこで待ち、一気に危ない所を通り抜けましょう。
- 4で入れる。4が出たときに手持ちの駒を入れると、最初のロゼットにちょうど止まって、もう一度振れます。出口の手前のロゼットも同じです。
- 取れるときは取る。手持ちに戻された駒は、最初からやり直しです。
歴史
名前は古代メソポタミア(今のイラク)の都市ウルから。1920年代にレオナード・ウーリーがウルの王墓から何枚もの盤を発掘し、紀元前2600〜2400年ごろのものとされています。道具が残っているボードゲームとしては世界でもっとも古いものの1つです。貝殻・赤い石・ラピスラズリをはめ込んだいちばん美しい盤は大英博物館にあり、このページの盤もそれをもとに描いています。「20マスのゲーム」とも呼ばれ、同じ形の盤は中東の各地やエジプトからも見つかっていて、2000年以上にわたって遊ばれました。
このページのルールは、紀元前177年ごろにバビロンで書かれた粘土板がもとです。大英博物館の学芸員アーヴィング・フィンケルが1980年代に読み解き、古い盤と組み合わせて遊べる形にまとめました。紀元前2600年ごろに実際にどう遊ばれていたかは分かっておらず、ほかの復元案もあります。
よくある質問
- セネトとウル王朝のゲームは、どちらが古い?エジプトのセネトのほうが古く、紀元前3100年ごろのものとみられる盤が見つかっています。ウルの盤より数百年前です。ただしセネトのルールは、ウルよりずっとはっきりしていません。
- 1局はどのくらい?このページのCPU対戦で5分ほどです。1人あたり70〜80回くらい振ります。
- 運のゲーム? 実力のゲーム?両方です。サイコロの運は大きいものの、どの駒を動かすか(まん中のロゼットを持つ・相手の届かない所に置く・取る)で、何局も遊ぶと差がはっきり出ます。
- 最善手は分かっている?フィンケルのルールはコンピューターでくわしく調べられていて、海外のサイト RoyalUr.net は全部の局面の最善手を計算したとしています。それでもサイコロがあるので、1局ごとの勝ち負けは最後まで分かりません。
このページでの遊び方
- 上のボタンで対戦相手を選びます。CPUは「やさしい」「ふつう」「つよい」の3段階、「2人対戦」は1台のスマホやパソコンを交代で使います。あなたは白で、1局目は先手。次の局からは先手が交代します。
- 「振る」を押すとサイコロが振られます(サイコロを押しても、パソコンではスペースキーでも振れます)。動かせる駒が黄色く光り、行き先に点線の丸が出ます。赤い丸は、相手の駒を取る行き先です。光る駒か行き先を押すと動きます。手持ちの駒は入口のとなりの置き場に、上がった駒は出口のとなりの置き場にたまります。
- 「おすすめ」を押すと、CPUが考えた良い手の駒に青い枠が出ます。段ごとの勝ち負けはこの端末に保存され、途中でページを閉じても次に開いたときに続きから遊べます。