川渡りパズル
0回/最短7回ボートで全員を向こう岸へ運ぶ古典パズル
川渡りパズルの遊び方(ルール)
- 下の岸(こちらの岸)にいる全員を、ボートで上の岸(向こう岸)へ渡すパズルです。問題ごとの決まりを破らないように、乗せる組み合わせと順番を考えます。
- 岸にいる人や動物を押すとボートに乗り、ボートの上で押すと岸に戻ります。乗せたら「渡る」(ボートを押しても同じ)で向こうへ動き、着くと全員が岸に降ります。
- ボートはだれかがこがないと動きません。こげる者が決まっている問題では、こげる者にオールの印が付いています。
- 決まりを破る手は打てません。そのときは理由が盤の上に出て、困る者に赤い輪が付きます。
- 渡った回数(行きも帰りも1回)と最短の回数が出て、最短でクリアすると問題の一覧に★が付きます。時間の問題は、使った時間を制限時間以内に収めるとクリアです。
- 困ったら「ヒント」で次に乗せる者が分かり、「答え」でいまの状態から最短の手順を自動で見せます(答えを見た回はクリアの記録〔✓・★〕に残りません)。途中でページを閉じても、次に開いたときに続きから遊べます。
問題と決まり
| 問題 | 決まり | 最短 |
|---|---|---|
| オオカミとヤギとキャベツ | こげるのは農夫だけで、ボートには農夫ともう1つ。農夫がいないと、オオカミはヤギを、ヤギはキャベツを食べる | 7回 |
| 大人2人と子ども2人 | ボートは大人1人か子ども2人まで。だれでもこげる | 9回 |
| 4人で17分 | 渡るのに1・2・5・10分かかる4人。ボートは2人までで、かかる時間は遅い人の分。17分以内に | 17分 |
| ヒツジとオオカミ 3匹ずつ | ボートは2匹まで。岸でもボートの上でも、ヒツジがいる所でオオカミのほうが多いとだめ | 11回 |
| 親子3組 | ボートは2人まで。子どもは、自分の親がいない所で、ほかの親と一緒にいられない | 11回 |
| 5人で29分 | 1・3・6・8・12分の5人。決まりは「4人で17分」と同じで、29分以内に | 29分 |
| こげるのは1匹ずつ | ヒツジとオオカミ3匹ずつで、こげるのはヒツジ1匹とオオカミ1匹だけ | 13回 |
| ヒツジとオオカミ 4匹ずつ | ボートは3匹まで。決まりは3匹ずつと同じ | 9回 |
| 親子4組 | ボートは3人まで。決まりは親子3組と同じ | 9回 |
| ヒツジとオオカミ 5匹ずつ | ボートは3匹まで | 11回 |
| 家族の川渡り | 父・母・息子2人・娘2人・警察官・泥棒の8人。ボートは2人までで、こげるのは父・母・警察官。母がいないと父は娘と、父がいないと母は息子と、警察官がいないと泥棒は家族と一緒にいられない | 17回 |
川渡りパズルの解き方(コツ)
オオカミとヤギとキャベツ
ヤギはオオカミともキャベツとも一緒に残せない「困りもの」です。最初にヤギを運び、2度目に向こう岸へ着いたら、ヤギを連れて戻るのがコツです。一度運んだものを連れ戻してもよい、と気づけるかが分かれ目です。
答え(7回)
- 農夫とヤギで渡る
- 農夫が戻る
- 農夫とオオカミで渡る
- 農夫とヤギで戻る
- 農夫とキャベツで渡る
- 農夫が戻る
- 農夫とヤギで渡る
3回目のオオカミと5回目のキャベツは入れ替えても解けます。
4人で17分
いちばん遅い2人(5分と10分)を一緒に渡らせて、遅い人の時間を1回分で済ませるのがコツです。そのために、先に速い2人を向こうに渡して、帰りのボートをこぐ役にします。
答え(17分)
- 1分と2分の人で渡る(2分)
- 1分の人が戻る(3分)
- 5分と10分の人で渡る(13分)
- 2分の人が戻る(15分)
- 1分と2分の人で渡る(17分)
ヒツジとオオカミ
ヒツジが1匹でもいる岸では、オオカミの数をヒツジ以下に保ちます。ヒツジが1匹もいない岸ならオオカミが何匹いてもよいので、まずオオカミを向こう岸に集めて、ヒツジを運ぶ間の置き場にします。
答え(3匹ずつ・11回)
- ヒツジとオオカミで渡る
- ヒツジが戻る
- オオカミ2匹で渡る
- オオカミが戻る
- ヒツジ2匹で渡る
- ヒツジとオオカミで戻る
- ヒツジ2匹で渡る
- オオカミが戻る
- オオカミ2匹で渡る
- ヒツジが戻る
- ヒツジとオオカミで渡る
家族の川渡り(警察官と泥棒)
泥棒は、警察官と一緒にボートで動かすか、家族のいない岸にひとりで置きます。父と息子・母と娘のように「一緒にいてよい組」で動かし、こぐ人が戻るときに決まりを破らないかを1回ずつ確かめます。
答え(17回)
- 警察官と泥棒で渡る
- 警察官が戻る
- 警察官と息子で渡る
- 警察官と泥棒で戻る
- 父と息子で渡る
- 父が戻る
- 父と母で渡る
- 母が戻る
- 警察官と泥棒で渡る
- 父が戻る
- 父と母で渡る
- 母が戻る
- 母と娘で渡る
- 警察官と泥棒で戻る
- 警察官と娘で渡る
- 警察官が戻る
- 警察官と泥棒で渡る
川渡りパズルの由来
川渡りパズルはとても古い問題です。800年ごろにアルクィンがまとめたとされる問題集『青年たちを鋭くするための問題集』に、オオカミとヤギとキャベツの問題や、3組の兄弟と姉妹が小舟で川を渡る問題(「嫉妬深い夫たち」の問題として知られる形)が載っています。このゲームの「親子3組」は、この形の問題です。
オオカミとヤギとキャベツの問題は、キツネとニワトリとトウモロコシ(または豆)のように、登場するものを替えて出されることもあります。ヒツジとオオカミの問題は、「宣教師と人食い人種」として知られる問題の登場人物を置き換えたもので、数で負けるとだめという決まりは同じです。「4人で17分」は、英語圏では夜に懐中電灯を持って橋を渡る「橋とたいまつ(Bridge and torch)」の問題として知られます。
よくある質問
最短の回数はどう決めているの?
その問題で起こりうる全員の居場所をすべて調べて、いちばん少ない回数で全員が向こう岸に着く手順の長さです。行きも帰りも1回と数えます。「ヒント」と「答え」も、いまの状態からの最短の手順を示します。
キツネとニワトリとトウモロコシの問題と同じ?
同じ問題です。キツネがオオカミ、ニワトリがヤギ、トウモロコシがキャベツにあたり、答えも同じ7回です(ニワトリを連れて戻るのがコツ)。
ボートは空のまま戻せないの?
戻せません。ボートはだれかがこがないと動かないので、帰りにもこぐ人が1人は乗ります。ここが川渡りパズルの難しいところです。