ナンプレの解き方とコツ
ナンプレ(数独)は、当てずっぽうで数字を入れなくても、理詰めで最後まで解けるパズルです。初級で使う基本の探し方から、上級・難問で使うテクニックまでを順に説明します。図の問題を考えてから「考え方」「答え」を押すと、説明と答えが見られます。ルールはナンプレのページの遊び方にあります。
ナンプレを遊ぶ(無料)解き方の流れ
- 初級:1〜9の数字を1つずつ選び、その数字がブロックや行・列の中で「そこにしか入らない場所」を探します。
- 中級:そのマスの行・列・ブロックを合わせて8種類の数字が出ている、「入る数字が1つしかないマス」を探します。
- 上級:見つからなくなったら、メモで候補を書き出し、「ブロックと行・列の重なり」や「ペア」で候補を減らします。
- 難問:それでも進まなければ、「X-Wing」などで、離れたマスの候補も減らします。
数字が1つ決まったら、その数字や、そのマスの行・列・ブロックから探し直すと、続けて決まることがよくあります。
初級の解き方:そこにしか入らない場所を探す
1. ブロックの中で探す
- 数字を1つ(例えば5)選び、盤にある5から縦と横に線を引くつもりで見ます。線が通ったマスには、もう5は入りません。
- ブロックの中で、線が通っていない空きマスが1つだけなら、そこが5です。
上の段の真ん中のブロック(青い枠)で、5が入るマスはどこ?
- 1〜9の順に、9つのブロックを見ていきます。盤にたくさん出ている数字ほど線が多く引けるので、見つけやすくなります。
2. 行・列の中で探す
- 同じ考え方を、横の行・縦の列でも使います。行の空きマスのうち、その数字が入れるマスが1つだけなら、そこに決まります。
- 行や列で探すときは、同じ列の数字だけでなく、同じブロックにある数字もマスをふさぐことに気をつけます。
上から4行目(青い枠)で、8が入るマスはどこ?
中級の解き方:入る数字が1つのマスを探す
3. マスから探す
- 数字からではなく、1つの空きマスから考える方法です。そのマスと同じ行・列・ブロックにある数字を見て、1〜9のうち8種類が出ていれば、残った1つがそのマスの数字です。
真ん中のマス(青い枠)に入る数字は?
- 初級の問題は1と2の探し方だけで解けますが、中級ではこの探し方が要る場面が出てきます。空きマスの少ない行・列・ブロックから見ると見つけやすいです。
上級の解き方:メモで候補を減らす
メモ(候補)の書き方
- 1〜3で見つからなくなったら、空きマスに「入る可能性のある数字(候補)」を小さく書き出します。同じ行・列・ブロックにある数字を除いた残りが、そのマスの候補です。
- 数字を1つ入れたら、同じ行・列・ブロックのメモからその数字を消します。消し忘れは間違いのもとです。
- このサイトのナンプレでは、「メモ」をONにするとメモが書けます。数字を入れると、同じ行・列・ブロックのメモから自動で消えます。
4. ブロックと行・列の重なり
- あるブロックの中で、ある数字が入れるマスが1つの行に並んでいたら、その数字はそのブロックの中のその行に入ります。だから、同じ行のほかのブロックのマスには、その数字は入りません(列でも同じです)。「ポインティング」とも呼ばれます。
上の段の真ん中のブロック(青い枠)で、4が入るマスはどこ?
- 逆に、ある行(列)で、ある数字が入れるマスが1つのブロックの中に収まっていたら、そのブロックのほかのマスには、その数字は入りません(「ボックス・ライン」「クレーミング」とも呼ばれます)。
5. ペア(2国同盟)
- 同じ行(列・ブロック)の中に、候補がどちらも同じ2つの数字だけのマスが2つあれば、その2つの数字はこの2マスに入ります。同じ行(列・ブロック)のほかのマスから、その2つの数字の候補を消せます。
1行目(青い枠)の空いたマスに、入る数字の候補をメモしました。数字が決まるマスはどこ?
- 「2国同盟」「ネイキッドペア」とも呼ばれます。
- 逆の形もあります。2つの数字が、同じ行(列・ブロック)の中で同じ2マスにしか入れないなら、その2マスのほかの候補を消せます(隠れたペア)。
6. トリプル(3国同盟)
- ペアの3つ版です。同じ行(列・ブロック)の3つのマスの候補が、合わせて3種類の数字だけなら、その3つの数字はこの3マスに入ります。ほかのマスから、その3つの数字を消せます。
- 3マスのすべてに3つの数字がそろっていなくてもかまいません。例えば、候補が「1・2」「2・9」「1・9」の3マスもトリプルです。
- 逆の形もあります。3つの数字が、同じ行(列・ブロック)の中で同じ3マスにしか入れないなら、その3マスのほかの候補を消せます(隠れたトリプル)。
難問の解き方:X-Wing など
7. X-Wing(Xウィング・井桁)
- ある数字が入れるマスが、2つの行でどちらも同じ2つの列にしかないときに使います。2つの行のそれぞれで、その数字は2つの列のどちらかに入り、同じ列に2つは入らないので、2つの列には、この2行で1つずつ入ります。だから、その2列のほかのマスには、その数字は入りません(行と列を入れ替えても同じです)。
7のメモだけを表示しています。消せる7のメモはどれ?
8. そのほかの難問のテクニック
- ソードフィッシュ:X-Wing の3行版です。ある数字が入れるマスが、3つの行で同じ3つの列の中にしかなければ、その3列のほかのマスから、その数字を消せます。
- XY-Wing:候補が2つだけのマスを3つ使います。候補が「A・B」のマスから見て、同じ行・列・ブロックのどれかに「A・C」のマスと「B・C」のマスがあれば、その2マスのどちらとも同じ行・列・ブロックのどれかに並ぶマスには、C が入りません。「A・B」のマスが A なら「A・C」のマスが C、B なら「B・C」のマスが C になるからです。
- XYZ-Wing:XY-Wing の仲間です。候補が「A・B・C」のマスから見て、同じ行・列・ブロックのどれかに「A・C」のマスと「B・C」のマスがあれば、その3マスのすべてと同じ行・列・ブロックのどれかに並ぶマスには、C が入りません。
- このサイトの難問は、どれも当てずっぽうなしで、ここまでのテクニックで解けるように作っています。
行き詰まったら
- 1〜9を順に見直す:数字ごとに、9つのブロックを1つずつ見直します。見落としは、1と2の探し方で見つかることがよくあります。
- メモを見直す:候補を全部のマスに書き出し、入れた数字をメモから消し忘れていないか確かめます。
- 間違いを探す:入れた数字が1つでも間違っていると、どこかで入る数字がなくなり、先に進めなくなります。このサイトのナンプレでは、「ヒント」を押すと、間違っているマスを教えます。
- 当てずっぽうは最後に:答えが1つの問題は、理詰めで最後まで解けます。仮に数字を入れて試すときは、どこから試したかを覚えておき、うまくいかなければ「元に戻す」でそこまで取り消しましょう。
- 次の一手がどうしても分からないときは、「ヒント」で、次に決まるマスとその理由が分かります。