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虫食い算の解き方とコツ

虫食い算は、わかるところから□を1つずつ決めていけば、当てずっぽうに数字を入れなくても解けるパズルです。□が1つだけの列(同じ位の縦の並び)を探して、一の位から順に考えるのが基本です。足し算・引き算・かけ算・割り算と、中学受験レベルの難問の例題を、□が1つずつ埋まっていく図で説明します。

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足し算の虫食い算の解き方

足し算は、一の位から順に、くり上がりに気をつけて決めていきます。答えのけたが増えていたら、いちばん上の位はくり上がりの1です。図の「次へ」を押すと、その手順で見る数字にうすい黄色の印が、新しく決まった□に濃い黄色の印がつきます。

問題

  1. □に入る数字を考えてみましょう。「次へ」を押すと、1つずつ解いていきます。
  2. 一の位:8+□ の一の位が3になるのは、8+5=13 のときだけ。□は5で、十の位へ1くり上がります。
  3. 十の位:5+□ にくり上がりの1をたして、一の位が2になればOK。5+6+1=12 なので□は6。百の位へ1くり上がります。
  4. 千の位:3けたどうしのたし算は、いちばん大きくても 999+999=1998。答えが4けたになったら、千の位は必ず1です。
  5. 百の位:□+7+1(くり上がり)が12になればよいので、□は4。答えは 458+765=1223 です。

引き算の虫食い算の解き方

引き算も一の位から考えます。上の数から下の数がひけないときは、1つ上の位から1くり下げます。上の段(ひかれる数)に□があるときは、「答え+ひく数=ひかれる数」と足し算に直すと考えやすくなります。

問題

  1. □に入る数字を考えてみましょう。「次へ」を押すと、1つずつ解いていきます。
  2. 一の位:□−6 が8になるには、十の位から1くり下げて「1□−6=8」と考えます。たし算に直すと 8+6=14 なので、□は4です。
  3. 十の位:3は一の位に1くり下げたので2。2−□ は7にならないので、百の位からくり下げて 12−□=7。7+□=12 なので□は5です。
  4. 百の位:十の位に1くり下げたので、□−1−2=4。□は7です。答えは 734−256=478(478+256=734 で確かめられます)。

かけ算の虫食い算の解き方

かけ算のいちばんの手がかりは、一の位どうしのかけ算です。2けたをかける筆算では、1段目がかける数の一の位を、2段目が十の位をかけた数です。それぞれの段の一の位から、かける数の□が決まることがよくあります。

問題

  1. □に入る数字を考えてみましょう。「次へ」を押すと、1つずつ解いていきます。
  2. かける数の一の位:1段目は「□7×(かける数の一の位)」。7×□ の一の位が1になるのは 7×3=21 だけなので、□は3です。
  3. かけられる数の十の位:7×3=21 の2が十の位へくり上がるので、□×3+2 の一の位が4。□×3 の一の位が2になるのは 4×3=12 だけで、□は4。1段目は 47×3=141 です。
  4. かける数の十の位:2段目は「47×(かける数の十の位)」。7×□ の一の位が6になるのは 7×8=56 だけなので、□は8です。
  5. 2段目:47×8=376。2段目は、十の位の8をかけたものなので、1けた左にずらして書きます。
  6. 答え:1段目と2段目をたして 141+3760=3901。答えは 47×83=3901 です。

一の位を調べる表

九九の答えの一の位を並べた表です。たとえば「7×□ の一の位が1」なら、7の段で1のところを探すと ×3 とわかります。1・3・7・9の段は、一の位に0〜9が1回ずつ出るので、相手の数が1つに決まります。2・4・6・8の段は一の位が偶数だけで候補が2つずつ、5の段は0か5だけです。

×0×1×2×3×4×5×6×7×8×9
1の段0123456789
2の段0246802468
3の段0369258147
4の段0482604826
5の段0505050505
6の段0628406284
7の段0741852963
8の段0864208642
9の段0987654321

割り算の虫食い算の解き方

割り算の筆算は「商をたてる → かける → ひく → 下ろす」のくり返しです。かけた数は「わる数×商の数字」で、ひいた残りは必ずわる数より小さくなります。商を書く位置や、最後にひいて0になったかどうかも手がかりになります。

問題

  1. □に入る数字を考えてみましょう。「次へ」を押すと、1つずつ解いていきます。
  2. わる数の大きさ:商は2けたで、わられる数の十の位の上から書かれています。百の位の5ではわれなかったので、わる数は5より大きい数(6・7・8・9)です。
  3. わる数:2段目のかけた数は「わる数×8」で、一の位が6。6×8=48、7×8=56、8×8=64、9×8=72 のうち一の位が6なのは56だけなので、わる数は7、2段目は56です。
  4. ひいて0:□□−56=0 なので、□□は56。一の位の6は、わられる数の一の位の6を下ろしたものです。
  5. 1段目:1段目のかけた数 4□ は「7×商の十の位」で40台なので、42(7×6)か49(7×7)。ひいた残りが5なので、わられる数の上2けたは 42+5=47 か 49+5=54。5から始まる54なので、商の十の位は7、1段目のかけた数は49、わられる数の□は4。答えは 546÷7=78 です。

難問(中学受験レベル)の解き方

□が多い難問では、計算だけでは1つに決まらない□が出てきます。そのときは、けたの数から大きさを見積もって候補をしぼり、残った候補を1つずつためします(場合分け)。

問題

  1. □に入る数字を考えてみましょう。「次へ」を押すと、1つずつ解いていきます。
  2. かける数の一の位:3×□ の一の位が1になるのは 3×7=21 だけ。□は7です。
  3. かける数の十の位:3×□ の一の位が4になるのは 3×8=24 だけ。□は8です。
  4. 見積もり:2段目の「□□3×8」は3けたなので、1000より小さい数。8×125=1000 なので□□3 は125より小さく、103・113・123 のどれかにしぼれます。
  5. ためす:7をかけてみると 103×7=721、113×7=791、123×7=861。1段目の十の位が9なのは791だけなので、かけられる数は113です。
  6. 2段目:113×8=904。
  7. 答え:1段目と2段目をたして 791+9040=9831。答えは 113×87=9831 です。

虫食い算を解くコツ

よくある質問

虫食い算は何年生で習いますか?

虫食い算は筆算のしくみを使うパズルなので、その筆算を習ったあとなら解けます。足し算・引き算の虫食い算は2〜3年生、かけ算は3年生、割り算は4年生ごろからがめやすです。ドリルや問題集では、筆算の練習としてよく出てきます。

虫食い算は難しいですか?

□が少ない問題は、筆算ができれば小学2〜3年生でも解けます。□が多い問題は、見積もりや場合分けが必要になり、中学受験の算数に出るような、大人でも考えごたえのある問題になります。

答えは1つに決まりますか?

ふつうの問題は、答えが1つだけになるように作られています。このサイトの虫食い算も、答えが1つだけになることを確かめた問題だけを出しています。

同じ数字を2回使ってもいいですか?

虫食い算では、ちがう□に同じ数字が入ってもかまいません。□のかわりに文字を使い、同じ文字には同じ数字、ちがう文字にはちがう数字が入るパズルは「覆面算」と呼ばれます。

問題を解いて練習しよう

このサイトの虫食い算では、足し算・引き算・かけ算・割り算を、初級から難問まで4つの難易度で解けます。問題は毎回自動で作られ、困ったときはヒントも使えます。

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